Plesk クイックスタート
この章は、ウェブホスティングを初めて利用する方を対象としています。ウェブサイトを初めて作成する場合、こちらから読み始めてください。
ビジネスのオンライン化には、以下のようなメリットがあります。
- 顧客の目に留まりやすくなる。
- 宣伝したり、重要な情報を提供できる。
- フィードバックを得やすくなる。
会社のウェブページを作成するには、様々な手法があります。問い合わせページのみのシンプルなものから、大規模企業が提供するような ERP システムへのアクセスが可能な複雑なウェブサイトまで、その形態は様々です。以下の 3 ステップだけで、ビジネスを簡単にオンライン化することができます。
- ドメイン名を登録する。
- ホスティング事業者からウェブホスティングを購入する。
- ウェブサイトを作成する。
このようなステップについて、以下で詳しく説明していきます。
ドメイン名を登録する
ドメイン名は、御社の住所と考えることができます。顧客はこれを頼りにオンライン上で御社を探すため、よい名前を考える必要があります。優れたドメイン名とは、短くて入力しやすく、覚えやすいものです。ドメイン名は「example.com」のようになります。ドメインレジストラという団体が多数存在しており、ドメイン名の登録はそのいずれかを通して行います。通常は、ホスティング事業者がドメイン名登録の相談に応じています。場合によっては、ウェブホスティングサービスにドメイン名登録がバンドルされていたり、ドメイン名登録にウェブホスティングサービスがバンドルされていたりします。
注:ホスティング事業者を通じてドメイン名を登録する際は、ドメイン名が自社の名前で登録されることを確認してください。自社の名前で登録されない場合、今後ホスティング事業者を変更する時に問題が発生する可能性があります。
ホスティング事業者から顧客アカウントを購入する
顧客アカウントの購入は会社オフィスの賃貸と似ています。顧客アカウントとは、ウェブサイトを収容するスペースであり、基盤です。したがって、インターネット接続や、ウェブサイトコンテンツの保存用ディスクスペースなどが含まれます。Plesk の顧客アカウントについて詳しくは、「顧客アカウント管理」の章を参照してください。
ウェブサイトを作成する
ウェブサイト用のコンテンツを作成するには 3 つの方法があり、それぞれに長所と短所があります。ここでは、3 つの方法すべてについて簡単に説明します。
- Presence Builder を使用する。 Plesk に付属する Presence Builder ツールのウェブインターフェースを使用してウェブサイトを作成します。ツールに含まれるテンプレートを利用して、プロフェッショナルなウェブサイトをわずか数分で作成できます。
- コンテンツ管理システムを使用する。 コンテンツ管理システム(略称「CMS」)とは、ウェブサイトの作成と保守に使用できるサードパーティ製のアプリケーションです。柔軟性が高く、オプションのアドオンが多数用意されています。CMS は Presence Builder より幅広くカスタマイズできますが、一方で技術的な知識がより必要とされます。
- プロのデザイナーに外注し、作成されたコンテンツをアップロードする。 このオプションでは、期待通りのウェブサイトを確実に作成できますが、最もコストがかかります。ウェブデザイナーから完成したファイルが渡され、これをホスティングアカウントにアップロードする必要があります。アップロードには、FTP またはファイルマネージャを使用できます。
この章では、3 つすべてのウェブサイト作成方法について詳しく説明していきます。また、サイトのユーザ用にメールボックスを作成する方法や、サイトの訪問者統計を参照する方法も説明します。
高度なホスティング機能
Plesk の基本機能を理解した後で、高度なホスティング機能もお試しください。例えば、ウェブアプリケーションのインストール、SSL 証明書によるサイトの保護、データベースの導入などにより、ウェブサイトの機能を拡張することができます。
注:顧客パネルをよりシンプルで使いやすいものにするために、ホスティング事業者が高度な機能を無効化している場合もあります。そのような機能を説明するセクションは、「(高度)」というテキストでマークされています。これらの機能が必要な場合は、ホスティング事業者までご相談ください。
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