Plesk をインストールすると、管理者ユーザ(admin)に対してパスワードがランダムに生成されます。これは、すべてのインストールで同じデフォルトパスワードが使用されていた古い手法に代わる、新たに導入された手法です。この変更の目的は、Plesk を新規インストールしたサーバが、デフォルトパスワードによってボットにハッキングされることを防ぐためです。
インストールの完了後、サーバシステムのパワーユーザ(Linux システムは「root」、Windows システムは「Administrator」)のクレデンシャルを使用して、Plesk で認証されている管理者のパスワードを設定できます。管理者のシステムアカウントを使用するこの認証方式は、Plesk GUI にログインする場合と XML API を使用する場合の両方に対応しています。
管理者のパスワードは、Plesk の初期化中(推奨)または初期化後にセットアップ可能です。
管理者パスワードのセットアップは、Plesk の初期化において重要な手順です。Plesk の初期化中にパスワードをセットアップする方法について詳しくは、「Plesk を初期化する」セクションを参照してください。
Plesk が既に初期化されている場合には、以下のセクションで管理者パスワードのセットアップ方法を確認してください。
Plesk が既に初期化されている場合でも、サーバのパワーユーザとして認証されている管理者に対してパスワードを設定することができます。
XML API を使用して管理者パスワードをセットアップするには:
以下の条件を満たすリクエストパケットをサーバに送信します。
HTTP_AUTH_LOGIN
と HTTP_AUTH_PASSWD
の値として指定します。<packet>
<server>
<set>
<password>gogo4ward</password>
</set>
</server>
</packet>
CLI を使用して管理者パスワードをセットアップするには:
以下のコマンドを実行します(パワーユーザ権限が必要です):
Linux/Unix の場合:
PSA_PASSWORD=<新しいパスワード> /usr/local/psa/bin/init_conf --set-admin-password -passwd "
Windows の場合:
%plesk_cli%\init_conf.exe --set-admin-password -passwd <新しいパスワード>
管理者の現在のパスワードが不明な場合に、管理者パスワードを GUI でセットアップするには: