Virtuozzo for Linux に Plesk をデプロイする場合、仮想環境に最適化された特別なモードに Plesk を切り替えることを検討してください。このモードでは、MySQL データベースの InnoDB エンジンと、ホスティングサービスで重要ではない Apache ウェブサーバモジュールが無効化されます。これにより、他のコントロールパネル製品と比べて Plesk のメモリ使用量を抑えることができ、ハードウェアリソースの使用率とサーバあたりの仮想環境の集積度が向上します。
最適化モードの唯一の欠点は以下のとおりです。
注: 最適化モードをオンにできるのは、Plesk をクリーンインストールした場合のみです。旧バージョンからアップグレードした Plesk インストールでは有効化できません。
VPS 最適化モードを有効化するには:
EZ テンプレート pp12-vps-optimized
をインストールします。このテンプレートによって、必要な構成が適用されます。
重要: 最適化モードは、フレッシュインストールされた、初期化されていない(つまり、初期構成を実行していない)Plesk でのみ有効化できます。
Plesk を通常モードに戻す必要がある場合は、以下の手順に従ってください。
/etc/my.cnf
ファイルを、編集用に開きます。skip-innodb
というエントリを含む行を探し、削除またはコメントアウトします。Debian Linux では、a2enmod
ユーティリティを使用して必要なモジュールをすべて有効化します。たとえば、PHP モジュールを有効化したい場合、以下のコマンドを実行します。
a2enmod php5
他の Linux ディストリビューションでは、メインの Apache 構成ファイルを編集します。このファイルは、大部分の Linux インストールで /etc/httpd/conf/
にあります。
/etc/httpd/conf/httpd.conf
ファイルを編集用に開きます。LoadModule
<モジュール名>
という行を探し、行のコメントアウトを解除します。mysql -uadmin -p`cat /etc/psa/.psa.shadow` psa -e "update misc set val='0' where param='vps_optimized_mode_status';"
以下の Apache モジュールは、最適化モードで無効になります。
モジュールのリストは、OS ディストリビューションおよびアーキテクチャに応じて異なる場合があります。Plesk をインストールし、最適化モードを有効化した後で、以下のファイルでリストを確認できます。
/usr/lib/plesk-12.0/vps_optimized_aspects/apache-modules-all
/usr/lib64/plesk-12.0/vps_optimized_aspects/apache-modules-all