Web Deploy によるウェブパブリッシング(Windows)

Web Deploy(ウェブデプロイメントツール)とは、ウェブサイトおよびウェブアプリケーションの移行、管理、導入を簡素化する Microsoft 製のツールです。具体的には、Visual Studio(R)(IDE)や WebMatrix(R)(開発ツール)などのローカル環境でコードを作成してから、Web Deploy を使用して本稼働サーバに更新内容を定期的に発行します。

Visual Studio(R) と WebMatrix(R) の違い

アカウントにコードの更新内容をシームレスに発行できる環境を必要とするユーザにとって、Visual Studio(R) または WebMatrix(R) が主な選択肢となります。

お好みでプロジェクトに適したツールを選択してください。

Visual Studio(R) および WebMatrix(R) でウェブパブリッシングを構成する

自社の環境でウェブパブリッシングをセットアップするには、公開の設定用画面で、顧客アカウントの IP アドレスと顧客パネルへのログイン用ユーザ名/パスワードを指定します。

WebMatrix(R) では、公開の設定は[ホーム]>[公開]で行います。この設定は、手動で指定することも、自動生成される XML ファイルで指定することもできます。特定のウェブサイト用のファイルをダウンロードするには、[ウェブサイトとドメイン]> <ドメイン名> >[Web Deploy パブリッシングの設定]に進み、[ダウンロード]リンクをクリックします。設定は、Web Deploy が Plesk サーバにインストールされ、実行されている場合にのみ指定することができます。これらの設定が表示されない場合は、ホスティング事業者にご相談ください。

WebMatrix(R) でのウェブパブリッシングのセットアップ方法について詳しくは、http://www.microsoft.com/web/post/how-to-publish-a-web-application-using-webmatrix(英語)を参照してください。

Visual Studio(R) での発行設定について詳しくは、http://msdn.microsoft.com/en-us/library/dd394698(v=vs.110).aspx を参照してください。

注: 顧客アカウントに更新内容をセキュア接続で送信したい場合は、発行設定の対応するオプションを選択してください。ホスティング事業者が有効な SSL 証明書を所有していない場合は、発行を試みるとエラーメッセージが表示されます。この問題を解決するには、ホスティング事業者に相談するか、セキュア接続の使用を中止してください。

WebMatrix(R) パブリッシング設定をセキュリティ保護する

WebMatrix(R) パブリッシング設定を保持する XML ファイルには、顧客アカウントのパスワードが含まれています。管理者には、Plesk を構成して XML ファイルからこれらのパスワードを除外できるオプションがあります。管理者がシステムのセキュリティを向上し、パスワード盗難を防止したい場合は、XML ファイルからパスワードを除外するように指定できます。この場合、顧客が WebMatrixR にパスワードを直接入力する必要があります。このオプションは、[ツールと設定]>[サーバ設定]ページにあります。