プランに顧客の契約を作成する
課金自動化ソリューションを使用しない場合、Plesk で顧客へのサービス提供を開始するには、顧客アカウントを作成して、サービスプランにこの顧客の契約を作成する必要があります。各ユーザは一度に複数のサービスプランの契約を持つことができます。これらは、カスタム契約でも、異なるアドオンプランやサービスプランに紐付けられたサービス契約でも構いません。
一般に、新しい顧客の契約を作成するときには、顧客アカウントの作成とともに最初の契約が作成されます。ただし、契約なしで顧客アカウントを作成することもできます。現時点で顧客用にウェブサイトをセットアップする必要がなく、他の顧客アカウントから契約を移管したい場合や、後で契約をセットアップしたい場合などに、この機能が便利です。ただし、契約を持たない顧客はコントロールパネルにログインできません。
契約なしで顧客アカウントを新規作成するには:
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[顧客]に進み、[顧客を追加]をクリックします。
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顧客の連絡先および課金情報と、顧客パネルアカウントのユーザ名およびパスワードを指定します。
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[顧客に契約を作成]チェックボックスをオフにします。
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[OK]をクリックします。
サービスプランに(オプションでアドオンにも)新しい顧客の契約を作成するには:
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[顧客]に進み、[顧客を追加]をクリックします。
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顧客の連絡先/課金情報、ユーザ名とパスワード、契約に紐付けられるドメインの属性を指定します。
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契約を紐付けるサービスプランを選択します。
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追加したいものがあれば、アドオンプランを選択します。
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[...契約パラメータのカスタマイズに進む...]チェックボックスはオフにしておきます。
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[OK]をクリックします。
特定の条件でサービスプランやアドオンに新しい顧客の契約を作成するには(プランに紐付けられた契約のカスタマイズ):
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[顧客]に進み、[顧客を追加]をクリックします。
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顧客の連絡先/課金情報、ユーザ名とパスワード、契約に紐付けられるドメインの属性を指定します。
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サービスプランとアドオンを選択します。
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[...契約パラメータのカスタマイズに進む...]チェックボックスをオンにします。
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[OK]をクリックします。
顧客アカウントと契約が作成され、Plesk でこれらの 契約プロパティ をリソースおよびパーミッションとしてカスタマイズできるようになります。ホスティング、メール、DNS サービスパラメータのカスタマイズは、サーバ管理パネルでは実行できません。
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契約のプロパティをカスタマイズします。
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[更新してロック]をクリックします。
カスタマイズされた契約は同期に対してロックされます。つまり、サービスプランやアドオンが変更されても同期されません。詳しくは、「プランと契約の関係」セクションを参照してください。
特定の条件で自社のサービスに新しい顧客の契約を作成するには(カスタム契約の作成):
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[顧客]に進み、[顧客を追加]をクリックします。
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顧客の連絡先/課金情報、ユーザ名とパスワード、契約に紐付けられるドメインの属性を指定します。
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[サービスプラン]の横で[なし]を選択します。
契約プロパティは、Plesk のデフォルトサービスプランに従って設定されます。
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[...契約パラメータのカスタマイズに進む...]チェックボックスをオンにしておきます。
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[OK]をクリックします。
顧客アカウントとそのカスタム契約が作成されます。カスタム契約については、「プランと契約の関係」セクションを参照してください。
Plesk では、これらの 契約プロパティ を、リソースおよびパーミッションとしてカスタマイズすることができます。ホスティング、メール、DNS サービスパラメータのカスタマイズは、サーバ管理パネルでは実行できません。
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契約のプロパティをカスタマイズします。
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[OK]をクリックします。
自らのウェブサイトとメールをホスティングするために契約を追加するには:
- [契約]に進み、[契約を追加]をクリックします。
- 契約、サービスプラン、アドオンでプロビジョニングするドメインの属性を指定します。
- オプションで、[...契約パラメータのカスタマイズに進む...]チェックボックスをオンにします。
- [OK]をクリックします。
ホスティングにファイルを転送するために Git サポートを有効化するには:
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[契約]に進み、[契約を追加]をクリックします。
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契約、サービスプラン、アドオンでプロビジョニングするドメインの属性を指定します。
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[ホスティングへコピーするファイル]セクションで[Git サポートを有効化]をオンにします。
Plesk は契約のドメイン用に Git リポジトリを作成します。このリポジトリを使用して、ターゲットパブリックディレクトリへファイルが転送されます。コードを保存する場所に応じて、以下の 2 種類の Git リポジトリのいずれかを選択できます。
- GitHub や BitBucket などのリモート Git ホスティング:この場合、このリモートリポジトリに変更を送信すると、Plesk がリモートリポジトリから変更をプルしてウェブサイトにデプロイします。このシナリオは、既に GitHub(github.com)や BitBucket(bitbucket.org)などのリモートリポジトリを使用している場合に便利です。
- ワークステーションのローカルリポジトリ:この場合、ローカルリポジトリから Plesk へ変更を送信すると、Plesk によってこの変更がウェブサイトにデプロイされます。
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Git リポジトリのプロパティを指定します(詳しくは「Git のサポート」を参照してください)。
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[OK]をクリックします。
注釈: Git サポートを無効にしておき、後でドメインの設定に Git リポジトリを追加することもできます。