ウェブサイトを作成する
概要: Plesk では、ウェブサイトの目的に応じて、さまざまな方法でウェブサイトを作成できます。
このトピックでは、Plesk でウェブサイトを作成する方法とウェブサイトをオンラインにする方法について、最初から最後まで説明します。
概要
ウェブサイトを作成してオンラインにするためには、たくさんの操作を行う必要がありますが、Plesk がそれぞれのステップをサポートします。
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ウェブサイトにはドメイン名が必要です。ドメイン名とは、人間が判読できる名前(「plesk.com」など)で、訪問者がウェブサイトを探してアクセスするために使用します。ドメイン名はドメイン名レジストラと呼ばれる組織から購入できます。
まだドメイン名が決定していない場合、Plesk が提供する一時的なドメイン名を使用できます。無料で利用でき、完全に解決できます。準備ができ次第、一時的なドメイン名から正式なものに切り替えることができます。
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Plesk でウェブサイトを作成する必要があります。これにより、必要なすべての構成ファイルに加え、ウェブサイト自体のディレクトリも作成され、ウェブサイトのコンテンツはここに保存されます。
Plesk でウェブサイトを作成すると、PHP を使用するように自動的に構成されます。これは最新のウェブサイトの多くで使用されている人気のプログラミング言語です。
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Plesk でウェブサイトを作成したら、コンテンツをサーバにアップロードする必要があります。FTP または Git を使用することも、ビルトインのファイルマネージャを使用してローカルマシンからファイルをアップロードすることもできます。
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ごく基本的なウェブサイト以外は、使用するデータベースを作成する必要があるでしょう。
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最後に、DNS を構成します。これにより、貴社のドメイン名を使用する人すべてが、貴社のウェブサイトをホストする Plesk サーバに誘導されるようになります。
あるいは、WordPress や Joomla! といったコンテンツ管理システム(略称 CMS)を使用してウェブサイトを作成することもできます。このために、Plesk にはデータベースの作成を管理する拡張機能が用意されており、CMS を自力でインストールするよりもセットアップが簡単です。あるいは、Plesk 以外の場所で本番稼働しているウェブサイトを Plesk に移行することもできます。
ウェブサイトを作成する
以下のいずれか 1 つ以上に該当する場合は、このアプローチが最適です。
- 独自の仕様でカスタムウェブサイトを構築することを計画している。このために、ウェブサイトのコードを独自に記述するか、サードパーティに依頼しようとしている。
- Laravel や .NET のような開発フレームワークを使用してウェブサイトをホストすることを計画している。
- Node.js を使用して JavaScript で記述したウェブサイトをホストすることを計画している。
ウェブサイトを作成する:
- Plesk にログインします。
- [ウェブサイトとドメイン]に進み、[ドメインを追加]をクリックします。
- シナリオに最も合うオプションを選択します。
- 「空白ウェブサイト」:デフォルトのオプションで、カスタマイズはされていません。PHP があらかじめ設定されたウェブサイトです。他のすべてのオプションはこれをベースにしていますが、追加機能を備えています。
- 「ファイルをアップロード」:ウェブサイトの作成用にファイルマネージャが自動的に開くため、ウェブサイトのコンテンツのアップロードをすぐに開始できます。ファイルマネージャを使用したファイルのアップロードについて詳しくは、こちらをご覧ください。
- 「Git を使用して展開」 :ウェブサイトの作成用に Git ウィザードが自動的に開くため、リポジトリの構成を開始して直ちにアップデートを取得できます。 Plesk で Git を使用する方法について詳しくは、こちらをご覧ください。このオプションを使用できるのは Git 拡張がインストールされている場合のみです。
- 「Node.js」 :ウェブサイトの作成用に Node.js ウィザードが自動的に開くため、Node.js アプリケーションの構成を直ちに開始できます。 Plesk で Node.js アプリケーションをホストする方法について詳しくは、こちらをご覧ください。このオプションを使用できるのは Node.js 拡張がインストールされている場合のみです。
- 「Laravel」 :ウェブサイトの作成用に Laravel ウィザードが自動的に開くため、Laravel アプリケーションの構成を直ちに開始できます。 Plesk で Laravel アプリケーションをホストする方法について詳しくは、こちらをご覧ください。このオプションを使用できるのは Laravel Toolkit 拡張がインストールされている場合のみです。
- 「.NET サイト」 :ウェブサイトの作成用に .NET Core ウィザードが自動的に開くため、ASP.NET Core アプリケーションの構成を直ちに開始できます。 このオプションを使用できるのは .NET Toolkit 拡張がインストールされている場合のみです。
- ウェブサイトに名前を付けます。
- 既にドメイン名を登録している場合は、[登録済みドメイン名]フィールドに入力します。
- Plesk が提供する一時的なドメイン名を使用することもできます。[一時ドメイン名]をクリックすると、Plesk がドメイン名をランダムに生成します。一時ドメイン名は「temporary-name.example.plesk.page」のようになり、作成後すぐにウェブサイトをオンライン公開できます。ドメイン名を登録したら、問題なくウェブサイトの名前を変更できます。
- (オプション)特定の IP アドレスをウェブサイトに割り当てるか、システムユーザーのログイン情報を変更するには、[ウェブスペース設定]をクリックします。システムユーザーのログイン情報(デフォルトでランダムに作成されます)は、サーバに SSH または RDP 経由でログインしたり、FTP 経由でファイルをアップロードしたりするために使用されます。ランダムに生成されたシステムユーザーのログイン情報は、後でいつでも変更できます。
- [ドメインを追加]をクリックして、Plesk でのウェブサイトの作成を終了します。
これでウェブサイトが作成され、[ウェブサイトとドメイン]で確認できます。一時ドメイン名の使用を選んだ場合は、既にオンラインで利用できます。ただし、ウェブサイトを完全に機能する状態にするためには、いくつかの手順が必要になります。
- ウェブサイトのコンテンツを Plesk にアップロードする必要があります。次のオプションがあります。
- ウェブサイトで使用するデータベースを作成する必要がある可能性があります。MySQL/MariaDB データベースは Plesk for Linux と Plesk for Windows の両方で作成できますが、Microsoft SQL Server データベースは Plesk for Windows でのみ作成可能です。
- ウェブサイトが記述された言語とウェブサイトで使用するフレームワーク(もしあれば)に応じて、PHP、Laravel、Node.js、または ASP.NET Core の設定を微調整する必要がある可能性があります。
- 一時ドメイン名を使用している場合を除き、ウェブサイトをオンラインで閲覧可能にする必要があります。
上のすべての手順が完了すると、ウェブサイトが稼働し、オンラインで閲覧できるようになります。
CMS を利用してウェブサイトを作成する
以下のいずれか 1 つ以上に該当する場合は、このアプローチが最適です。
- コンテンツの作成に集中したい。
- カスタムウェブサイトを作成するのに必要なスキルやリソースがない。
CMS を使用すると、WYSIWYG エディタを使用してコンテンツをオンラインで利用できるようになり、コーディングの知識は必要ありません。CMS 経由で作成されたウェブサイトは、好みやニーズに応じてテンプレートやプラグインを使用してカスタマイズできます。
CMS を利用してウェブサイトを作成する:
- Plesk にログインします。
- [ウェブサイトとドメイン]に進み、[ドメインを追加]をクリックします。
- シナリオに最も合うオプションを選択します。
- 「WordPress」 :ウェブサイトの作成用に WP Toolkit が自動的に開くため、WordPress インストールの構成を直ちに開始できます。 WP Toolkit の使用方法について詳しくは、こちらをご覧ください。このオプションを使用できるのは WP Toolkit 拡張がインストールされている場合のみです。
- 「Joomla! サイト」 :ウェブサイトの作成用に Joomla! Toolkit が自動的に開くため、Joomla! インストールの構成を直ちに開始できます。 このオプションを使用できるのは Joomla! Toolkit 拡張がインストールされている場合のみです。
- ウェブサイトに名前を付けます。
- 既にドメイン名を登録している場合は、[登録済みドメイン名]フィールドに入力します。
- Plesk が提供する一時的なドメイン名を使用することもできます。[一時ドメイン名]をクリックすると、Plesk がドメイン名をランダムに生成します。一時ドメイン名は「temporary-name.example.plesk.page」のようになり、作成後すぐにウェブサイトをオンライン公開できます。ドメイン名を登録したら、問題なくウェブサイトの名前を変更できます。
- (オプション)特定の IP アドレスをウェブサイトに割り当てるか、システムユーザーのログイン情報を変更するには、[ウェブスペース設定]をクリックします。システムユーザーのログイン情報(デフォルトでランダムに作成されます)は、サーバに SSH または RDP 経由でログインしたり、FTP 経由でファイルをアップロードしたりするために使用されます。ランダムに生成されたシステムユーザーのログイン情報は、後でいつでも変更できます。
- [ドメインを追加]をクリックして、Plesk でのウェブサイトの作成を終了します。
これでウェブサイトが作成され、[ウェブサイトとドメイン]で確認できます。一時ドメイン名の使用を選んだ場合は、既にオンラインで利用可能です。WP Toolkit と Joomla! Toolkit が必要なデータベースの作成を管理し、WordPress や Joomla! でのコンテンツ作成に直ちに着手できるようにします。
ただし、一時ドメイン名を使用している場合を除いて、ウェブサイトをオンラインで閲覧可能にする必要があります。これが完了したら、ウェブサイトが稼働し、オンラインで閲覧できるようになります。
既存のウェブサイトをインポートする
別の場所でホストされているウェブサイトを Plesk に移動させたい場合は、このアプローチが最適です。Plesk や cPanel など、各種コントロールパネルでホストされているウェブサイトをインポートできます。また、コントロールパネルを実行していないサーバでホストされているウェブサイトもインポートできます。このオプションが使用できるのは、Plesk Migrator 拡張 がインストールされている場合のみです。
ウェブサイトのインポートについては、移行ガイドをご覧ください。
ウェブサイトがインポートされると、[ウェブサイトとドメイン]に表示されます。ウェブサイトのインポートを完了させるには、ドメイン名レジストラで NS サーバのアドレスを更新する必要があります。これが完了したら、ウェブサイトが稼働し、オンラインで閲覧できるようになります。