Watchdog(システム監視)コンポーネント
注釈: Watchdog は Plesk for Linux でのみ使用でき、Red Hat Enterprise Linux 9、AlmaLinux 9、Debian 11、Ubuntu 20.04 以降には対応していません。
Watchdog コンポーネントは、サーバをマルウェアから解放し、すべてのサービスを問題なく稼働させ、サーバに十分な空き容量を確保するためのソリューションです。
Watchdog で監視できるのは、以下のようなサービスです。
- Plesk ウェブサーバ
- Plesk PHP エンジン
- ウェブサーバ(Apache)
- SMTP サーバ(Postfix)
- SMTP サーバ(Qmail)
- Courier POP3 サーバ
- Courier POP3 サーバ、SSL/TLS サポート付き
- Courier IMAP サーバ
- Courier IMAP サーバ、SSL/TLS サポート付き
- Courier 認証デーモン
- Dovecot IMAP および POP3 サーバ
- DNS サーバ(BIND)
- Tomcat
- MySQL/MariaDB
- PostgreSQL
- Plesk SpamAssassin
- Plesk Premium Antivirus
- Plesk Postfix メールフィルタ
- ウェブプロキシサーバ(Nginx)
- PHP-FPM(FastCGI プロセスマネージャ)
- Fail2Ban 認証失敗モニタ
監視対象のサービスを起動、停止、再起動したり、一定期間内のサービスの安定性に応じて異なる措置をとるように構成することができます。
他のユーティリティを実行すれば、指定した上限にディスクスペース使用量が達したときに通知することが可能です。
サービスおよびディスクスペース使用量を監視するために、Watchdog は monit ユーティリティ を使用します。
Watchdog は、ルートキット、バックドア、脆弱性の悪用、トロイの木馬などの不正ソフトウェアを検出するために、オンデマンドで(または定期的に)サーバのファイルシステムをスキャンします。スキャン結果は、メールで通知することも、コントロールパネルにレポートを表示することもできます。スキャンの前に、インターネットでセキュリティナレッジベースが更新されます。
マルウェア検出のためにサーバをスキャンするには、Rootkit Hunter ユーティリティを使用します。