システムサービスを監視する
注釈: Watchdog は Plesk for Linux でのみ使用でき、Red Hat Enterprise Linux 9、AlmaLinux 9、Debian 11、Ubuntu 20.04 以降には対応していません。
監視を開始または停止する
監視するサービスを指定して監視を開始するには:
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[拡張] > [Watchdog]に移動します。
Plesk で制御するすべてのサービスが、[サービス]タブに表示されます。
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監視するサービスを指定して、監視設定を指定します。
- サービス名をクリックします。
- サービスの監視をオンにするには、[サービスをモニタ]チェックボックスをオンにします。
- サービスによって使用される CPU または RAM リソースの情報を Watchdog に保持してグラフィカルレポートに表示したい場合は、[サービス統計を保存]チェックボックスをオンにします([拡張] > [Watchdog] > [統計])。
- サービス監視の失敗回数が指定回数に達した場合に監視を停止させるには、[頻繁に再起動する場合、サービスのモニタリングを停止]オプションをオンにします。このオプションをオフにすると、応答のないサービスを再開しようとするたびに Watchdog がアラートメッセージを発行します。失敗試行はデフォルトで 5 回になっており、一般にはこれで十分です。
- ポーリング対象のサービスからの応答を Watchdog が待機する時間を[接続タイムアウト]ボックスに指定します。Watchdog は、サービスに対するポーリング後、指定時間だけ応答を待ちます。Watchdog が応答を受信しない場合、サービスが再起動されます。マシンでサイトとメールアカウントを大量にホスティングしている場合は、Qmail メールサーバの[接続タイムアウト]を 120 秒に、Apache ウェブサーバを 15 秒に設定することをお勧めします。そうしないと、Watchdog により、ビジー状態のサービスに障害が発生していると見なされ、サービスが再起動されます。
- Watchdog がサービスの起動および停止に使用するコマンドを確認してください。あらかじめ記入された値を変更しないことをお勧めします。サービスを実際に起動する前にログファイルをクリーンアップしたり携帯電話へ SMS を送信するカスタムスクリプトを作成し、これらのスクリプトを実行するコマンドを[サービスを起動するためのコマンド]および[サービスを停止するためのコマンド]フィールドに指定することができます。
- デフォルトコマンドを使用してサービスを起動する場合は、[サービス起動時間]ボックスの値は事前定義された 60 秒のままにします。カスタムスクリプトを稼働しており、実行まで 60 秒以上かかる場合は、必要な時間を[サービス起動時間]ボックスに入力します。実行しているスクリプトが指定時間内に完了しない場合は、Watchdog がそのスクリプトの実行を終了します。
- [OK]をクリックして設定を送信します。
- この手順を繰り返し、必要なすべてのサービスに対して監視を設定します。各サービスにあらかじめ定義したデフォルトの監視設定で問題がなければ、サービスリストの[A]列にある アイコンをクリックするだけで、Watchdog が必要なサービスを監視するように設定できます。
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Watchdog で監視したいサービスをすべて指定したら、[ツール]グループの[有効化]アイコンをクリックします。
これで、指定した設定に従ってサービスが監視されます。デフォルト設定を使用する場合は、以下を実行してください。
- すべてのサービスは、失敗すると自動的に再起動されます。
- Watchdog は、5 回のポーリング中 5 回失敗したすべてのサービスについて、監視を停止します。
- アラートメッセージは、すべての状況で、Plesk 管理者のアカウントに指定されたメールアドレスに送信されます。
特定のサービスの監視を停止するには:
- [拡張] > [Watchdog]に移動します。
- Watchdog による監視を停止したいサービスの アイコンをクリックします。
すべてのサービスの監視を停止するには:
- [拡張] > [Watchdog]に移動します。
- [ツール]グループの[無効化]アイコンをクリックします。
注釈: このアクションを実行すると、監視サービス全体に影響があります。つまり、すべてのシステムサービスに加え、すべてのディスクパーティションの監視も停止します。
サービスステータスを表示する
Plesk で管理されるサービスのステータスを表示するには:
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[ツールと設定] > [サービス管理]をクリックします。Plesk サービスのリストが表示されます。この画面で、サービスを管理したり、サービスのステータスを表示することができます。
または
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[拡張] > [Watchdog]をクリックします。Plesk サービスのリストが表示されます。この画面から、サービスのステータスを表示したり、監視設定を管理することができます。
表示される情報は以下のとおりです。
[S](ステータス)列は、サービスが現在 Watchdog に監視されているかどうかを示し、前回のポーリングで返されたサービスステータスが表示されます。
- 現在サービスは監視されていません。
- 監視を開始しましたが、サービスのステータスはまだポーリングされていません。
- サービスは監視されており、Watchdog はサービスが実行中であると報告しています。
- サービスは監視されており、Watchdog はサービスが停止していると報告しています。
- サービスは不安定になったため、Watchdog に監視されていません。
[A](監視)列は、Watchdog によるサービス監視が設定されているかどうかを示します。また、サービスがサーバにインストールされ、正しく構成されているかどうかも示します。
- サービスがインストールされていません。
- サービスが構成されていません。
- Watchdog によるサービス監視が設定されていません。
- Watchdog によるサービス監視が設定されています。